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    翁の蝶(ホロヴィッツに捧ぐ)/第一章・出逢い

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      店主のg-ensisです。私のホロ爺ブログを見ていただき、どうもありがとうございます。昨年の5月に始めましたこのブログですが、少〜しずつですが、アクセス数が増えてきていて、とても嬉しく思っています。

      先日、携帯によるアクセス数がグッと伸びた日があり、リンク元を調べてみましたら、"TWITTER"のアドレスがありました。どうやら、お二人の方がツイッターでツイートして下さった効果が出ていたようなのです。1人でも新しい方に当店や当ブログの存在を知っていただくことは大変にありがたいことで、ツイートしていただいた方に感謝いたしております青い旗

      さて、店主の私のニックネームは、g-ensisジーエンシス)なのですが、このブログをお読み下さっている方々から、「ホロ爺さん」と呼ばれることが多くなってきました。それは、多分、当店名が、“ホロ爺のボウタイショップ”なので、私の名が「ホロ爺」だと思われることが当然のことなのかもしれません。本当のところは、ホロ爺=ホロヴィッツで、この店の名前を付ける際、“ホロヴィッツのボウタイを売るショップ”つまり、“ホロ爺の”の係る語句は、“ショップ”ではなくって、“ボウタイ”なのです。ホロ爺の⇒ボウタイショップではなく、ホロ爺のボウタイ⇒ショップとなるわけです。でも、あこがれのホロ爺の名前で間違われるんだったらむしろ喜ばしいことなので、今後、なりゆきによりましては、ニックネームを本当に“ホロ爺”に変えるかもしれませんイヒヒ

      それから、当店は手結びのボウタイをメイン商品として販売させていただいているのですが、どうしてそんな日本では普及率の僅少な商品を売っているのか、どうせなら、もっと売れそうなホック式の蝶ネクタイを売ればいいのに、という声を聞いたりしますが、それは、私自身が20年来の手結びボウタイ愛好者だからなんです。

      そこで、ブログを訪れて下さる方々にその謎をわかっていただくべく、私が当WEBショップを開店する以前のボウタイフリーク時代の、ボウタイをするようになった経緯とボウタイにまつわる話を綴ったエッセイを今日から連載したいと思います。題して「翁の蝶」(副題:HOW BOWTIES INVADED MY HEART)

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                    「翁の蝶」
          (HOW BOWTIES INVADED MY HEART/ホロヴィッツに捧ぐ)
                   第一章・出逢い


      1983年、私がまだ専門学校に通っていた頃、突然、翁は日本にやって来た。TVで初めて見た、成田国際空港到着時の、悪魔的で、チャーミングで、エレガントな79歳の史上最大のピアニスト、ヴラディミール・ホロヴィッツのボウタイ(蝶ネクタイ)姿は、私を誘惑した。普段より私は、ネクタイという物に対して疑問を持っていた。何故に私は、スーツを着る時に、まるで暗黙の了解があったようにネクタイを付けなきゃいけないのか、その機能的役割とそのスネークのような形態的必然性を自分に説明できなかった私は、うまく結ぶ事ができない、作業に邪魔になるという理由もあり、20代前半にして、早くもループタイを着用する老境に達していた。

      (photo by Yomiuri on line)

      黒いスーツ姿の、耳が大きく、ワシ鼻でまるで魔法使いのような空港での翁のボウタイは、鮮やかなワインレッドで、厚みがあって、ふんわりしていて、大きさはちょうどアゲハ蝶くらいに大きく、今にも小刻みな羽ばたきをしそうに感じた。とてもリッチでエレガントな感じがしたのは、それが、首のうしろのホックで止める上下2枚構造のペタッと平べったい出来上がりの蝶タイではなく、胸元でリボン結びに結んでいる事からもたらされるボリューム感からきているというのを、後になって、その物を探し出して結んでみて分かった。リボン結びにすると、左右両方に折り返しのループが1つずつでき、タイ生地が3枚分重なって立体的にふんわりと成型されるのである。

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      ☆ホロヴィッツが空港で締めていたタイは、この“ザ・ラスト・ロマンティック”の冒頭でも見られるワインレッド地にイエローの放射線状のストライプが入ったこれでした。↓


      後年、上のホロヴィッツの空港でのタイに似ていると思い求めたもの。しかし、本家に比べて貧弱。
      posted by: | 翁の蝶(ホロヴィッツに捧ぐ) | 20:53 | comments(0) | - |